ベルサイユのばら フェルゼン編

どうしてもがまんできず、初日行ってきちゃいました。

研究室を抜け出して。こっそり。


はー観れてよかったー。

久しぶりの雪組さんがうれしくて!しあわせ!
それに、ほんとにみなさん熱演でした。
すみずみまで、揺れ動く表情があるお芝居。
やっぱりわたしは雪組の舞台がすき。


とんでもない言動のフェルゼンさまに、とんでもない説得力をあたえる壮さんのすごさとか
美しく気高いのはもちろん、人間らしい心の動きを感じさせるあゆちゃんとか
オスカルへのひたすらにやさしいまなざしがたまらないアンドレまっつさんとか
あついココアをぶっからけれても平気そうな熱血ジュロさまとか
きのこヘアがかわいすぎるまなはるくんとあすくんとか
おしゃべり貴族に、三色旗ふる市民に大活躍のにわさまとか
アントワネットさまへのお心ががせつないゆうちゃんさんとか
誰よりもたくましそうなロザリーとか
丁寧なコーラスや、変わらず感動的に揃った群舞とか
脚本へのつっこみとか
もっともっと

おもったことはたくさんあるけれど



とりあえず、とにかくオスカルさま!



1幕ははじめての生ベルばらにおののいて笑、
その世界にあまり浸れなかったせいか、
ひたすら可愛くてかわいくて…っていうのが幕間の感想。

ビジュアルはもちろん、オスカルの真面目さが可哀想で、かわいい。


だけど2幕目、アンドレを呼ぶ前の思いつめた表情に、
出陣の決定に至るまでの原作エピソードをがーっと思い出して、
すごく気持ちがのったの!


噂に聞いていた今宵一夜は、
期待していた以上のどきどきと、
わたしのオスカルアンドレ観の深まりをあたえてくれました…
とだけ言っておきます。


そして
じつは今宵一夜よりもみたくてたまらなかった、フランス万歳。

だってわたしさぎりさんの死に際のお芝居がほんとにすきなんです。
線香花火の最後みたいな、生のかがやきとせつなさとを感じられるから。

オスカルさまの最期もさいこうだった…

ものすごく重い決断をして市民側につき
アンドレの死を受けとめて
受けとめきれなくて
撃たれても剣を取って立ち上がって
最期の一瞬までフランスをおもっていることが

ずしずしっときました。
思い出して泣きそう。


最初に撃たれたあとの、

2回言う「アンドレ!」のちがいと
つづく「もうお前はいないのか...」が痛々しくて。


こんなに胸が締め付けられたベルばらはじめて。


はじめての生観劇っていうのも大きいし、
多分に贔屓目はいってるからだと思うけど、

ひとの心は、感じるこころは、自由なのだからいいのです!

白薔薇と例えられるに納得のいく、清らかなオスカルさまでした。

今晩はこの感動を噛み締めながら眠りたい。



さいごに。
幕が開いて、スポットを浴びる壮さんあゆちゃんをみて、
心からトップ就任おめでとうございます
と思えました。

中日のときは、ひねくれた気持ちだったんだなーという自覚。

壮さんが真ん中の雪組黒燕尾、すばらしい景色だった。



少しも早く、また観にいきたいです。